成功体験とエゴ体験

この二つを混同しているから成功が自分で判断できず、依存症・メンヘラ・・・かまってちゃんが増えていくのだと見えてきた。

大きな勘違いは、成功=褒められる・認められる と思っている事なんですよね。
ここが不幸の始まり。
判断基準が他者になってしまって、自分を持てない・維持できなくなってしまうんです。

何がよくって何が悪いのかが、関わる人によって変わる、同じ人でも状況によってコロコロと変わるというのは混乱を招きます。
また、褒めない人もいれば言葉にしない人もいます。

成功=褒める・認められる
というのは「言葉」での表現で「言葉」がないと分からないんです。
現代は「言葉にしないと分からない」とよく言われますが、言葉で判断する人という事で、言葉で判断しない人には言葉にしなくてもわかります。

褒められる・認められるのが成功で叱られる・怒られるのが失敗・・正体は?

これは成功体験ではなくエゴ体験です。
基準が人から認められるか怒られるかなんですよね。
実際に成功・失敗の基準は目の前にいる人で目先しか見えてないんです。

褒められる・認められる事の心地よさが欲しい
叱られる・怒られる事の恐怖・不安を排除したい

その自分の感情を埋めるために行動するようになります。
エゴを満たすために生きるようになるんですね。

褒められたいがためにする行為というのは、承認欲求・ステータス・マウント・悲劇のヒロイン・メンヘラ・自慢・モテたい・見られたい・・・などとして現れています。
根っこにあるのは同じものなんですよね。
状況によって何が現れるのかは人それぞれです。

真逆に出る人もいます。自分に自身がなくってダメ人間だと思っている人にあるのは、「認められないようにする」という事なんですよね。ちゃんとする事が恥ずかしいのか許していないのか、下品にするんです。

こんな自分だから、上品にするのは格好が悪いとでも思考回路が働いているようで下品になります。

上品と下品というのも、人の品ではありません。体の品なので五感から記憶・行動・思考・・・など自分操作の力であり、健康・体型・顔でもあります。

これも周りからの見られ方を基準とした思考回路なのでエゴで同じものです。表裏一体ですね。

何故エゴ体験がいけないのか?

エゴが悪いのは、判断基準が周りにある事と、言葉であるという事です。

言葉にしないと分からない。という事で無駄に悩みが多くなります。
悩み製造機です。

また、人がいないとやる気が起こりません。
「人のために生きる」という心地いい言葉に騙されて本能を失った生き方を選んでしまいます。

本来の成功体験が少ない為に精神の安定・バランスを取る為にエゴが生み出した思考回路です。

本来の「人のために生きる」とは成功体験の多い人は勝手にやっている事で言葉・表現には出てきません。
そもそも成功体験の積み重ねが人生で、「自分を生きる」と「人の為に生きる」のは同じ意味なんです。
同じ意味と分からないのは現在のあなた自身がどちらかがエゴになっている場合かどちらもエゴの場合です。

成功体験とは

では本来の成功体験とは何か?

自分で判断ができるかどうかです。
その判断基準は五感です。

視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚

五感での判断基準を自然と養っているのは赤ちゃん〜子供の時期です。
ここで言葉を覚えて言葉に頼る事が始まると五感は成長しません。

褒める事で成功を教え、怒ることで失敗を教える

この、褒めるのも怒るのも行っている人の成功と失敗を教えています。
受けての五感からくるものではなく、他人の判断を教えているだけで成功でも失敗でもないんです。

多くは五感を放棄させているんですよね。

視覚では人間だけを見るようになっているし、聴覚は言葉だけを聞くようになっている。
人間が作り上げたものしか見ないようになってそのほかは無意識に排除しているんです。

なので、現代は五感の低下が著しいですね。
五感が低下しているから更に成功体験が出来なくなってしまっています。

面白い例えは、成功しているのに成功していないと思い込んでいるもの。
100点を取っても褒められなければ失敗と捉えてしまったり、美味しくできた食事を不味いと言われて失敗と思ったり。。。。

こんなことって結構あるんですよね。
周りの判断で決めているから、どちらの五感が狂っているのかを判断できないんです。

100点取って褒められないから失敗って、、、、自分の人生を見たら成功体験なのにエゴが基準だから自分の五感が成長しない。

自分がおいしいと思うものを不味いと言われてしまうのは、どちらかの五感が狂っているってこと。病気や精神の狂いが発見出来るチャンスなのに違う方向へ進んじゃうんですよね。

人の判断が必要なのは、自分の五感が狂っているのか正常なのかを知る為にある。
感覚のズレが人生を惑わしてしまうのでその意味では判断基準ではあるけど正しいのではない。

成功も失敗も実は感覚のズレを発見するもので、それ以上でも以下でもない。
感覚は自分の土台の一部だからこの感覚を向上させる事が大切なんです。

感覚の豊かさは自分の人生の豊かさにも繋がるんですよ。
感覚で判断ができるから妄想・空想に行かず、現実・リアルにいられるんです。

人間が作り出した言葉遊びの世界が遊びじゃなくなって、架空のリアル感を出している世界なんですよね。
言葉遊びの延長の物質かなのか、現実・リアルの物質なのか・・・その判断も出来ない。

まずは五感を育ててくださいね。
あなたが成功と判断ができると褒められたい・認められたいがなくなります。
人の判断を仰がないというのは、自分の好きな事ができるという事です。
思いを形にしやすくなります。

人が必要なのは自分の判断があっているかあっていないかを確かめる為です。これは人ではなく物でも同じです。状況によって変わります。

また、五感のズレを探す場合も人・物が必要です。

物質世界は自分を知る為にある物で、五感で自分で行える物です。言葉ではありません。

日本人が言葉に頼らなかったのは五感が発達し自己判断が出来ていたからです。
現代はそうでもありませんけどね。

成功体験って感覚が成功と思う事を表現出来たかどうかを自分で見極められたのが成功体験です。
自分の中で自分だけで完結するものです。

ここを間違えないでくださいね。