上達の早い人というのは共通する生き方を持っています。

人の能力って今していること、生き方と同じものです。
今持っている能力を全て発揮して生きています。
ですから、何をさせても上手くこなす人、こなせない人がいます。

こなせない人は共通しているある視点が逆を向いています。
そして、この世のツール・ノウハウに頼ります。自分の能力を使うのではなくツール・ノウハウを使うことで上達すると勘違いしています。

もちろん、肉体的な得意不得意はおいての話です。

能力をあげるにはどうすればいい?

良い人を見習うということです。

例えば会社でいうと、成績の良い人が進級して行きますよね。
それはそのノウハウを下の人に伝えて欲しいからです。
営業成績が良い人はそのノウハウを下に伝えられるから上に立つ。

業種によって様々ですが、成績の低い人が進級することはないですよね?
だって何も教えられることはないんですから。

教えられるのは成績が低い人の心を理解するだけで実際に会社に必要なノウハウ・解決策も持っていません。
持っている人が成績良くなるから当たり前です。

人間関係もよくなるし、同僚からも信頼受けるんです。

お客様に気に入られない人が上に立つとお客さんに気に入られない仕事しかできない。 人に気に入られない仕事しかできないんです。
だって、その能力があればとっくにしているんですもの。  

人の中には 「その立場になれば(与えてくれれば)できます!」
なんていう人自分を見ていない人もいますが、そんなの嘘です。

できるならすでにやっているんです。 できないことは無理してもできない。
無理してできたとしても、いずれ歪みが出て長くは続きません。

そして上に立つ人と同じように社内は変わっていきます。  
それは家庭でも同じです。親と同じに子供はなっていきます。

上に立つというのは能力を分け与える存在でもあるんですね。
人の上に立つ。親も教える立場の人も上司という立場の人も責任は重大です。
人の人生を背負っているのですからね。  

良いものを分け与えるのか悪いものを分け与えるのか 会社であれば理念・信念が会社と同じ人が上に立つことになり、習うということでは自分の美意識・信念と同じ人を選びます。

親はこんな人間になって欲しいという思いそのものを生きて見せてあげることになります。子供にさせるのではなくあなたがすればいいのです。同じようにしかなりません。  
何事も話してわかってもらうことなどできません。 生き方そのもの日常そのものがすでに答えです。  

私も新しいことを始めると上に立つ人や指導者はやはりできる人を選びます。
当然ですよね?未来像が目の前に立っていないと信頼できません。

ノウハウは教えられますが、私はできません。
なんて人を指導者にしますか? 私もしません。自分もノウハウコレクターになってしまいます。  

私のラインまでは来れますよ!って当たり前に答える人を理想としてついていきませんか?
だって、その道のりは私にはないものだから自分の思いを捨てて言われたことをするしかないんです。

昨年からこのことが私の人生にいっぱい来ています。
私はどの人に習えばいいのだろう? というのはどういう人になるのかがお手本のように目の前に現れているのが習うということです。  

ノウハウだけで良いのならば習う必要はなく独自で勉強できます。
本でもネットでもいろんな情報は飛び交っていますからね。

私もノウハウだけで良いものは本やネットです。パソコンなどは習ったことはありません。 これは使い方を覚えればできることだからです。

人に習うのは基準を上げることです

能力を上げるって自分の基準値を上げることなんですね。 基準が低いからできないんです。  
指導者の基準って大事なんです。 学校でも職場でも上の人と同じ基準値に変わっていきますよね?
なので、習うということをします。  

今までの自分の基準を一緒にいることで上げてもらえるんですよね。
自分では勘違いに気づきませんができる人の手助けを受けて気づかせてもらいます。
なので全てを真似する覚悟で行います。

もともと取り組んでいる時間数が圧倒的に違うんですよ。  
そして、基準の高い人ってリサーチ力がすごいんです。
自分の納得いくものをちゃんと探し出す能力を持っています。
生きる基準が高いんですね。

なので、私も新しいことをする時には基準値を見ています。
高いところを見つつも今のレベルにあったものをまず行うんですね。
最近は動画や音声などもありますので、毎日でも聞いて基準を変えて動けるエネルギーまで持っていきます。 良い時代ですよね。 そして一番早いんです。

癖がつくまでしっかりと習うことです。
新しいことを行う時はまずクセづけです。
そして、好きなことを行うことはこのクセづけが自分の無意識でできるということです。

上達が早い人と遅い人の特徴

私もスクールをして何十名と教えてきたのでわかるのですが、 上達が早い人というのは何がいけないのか?どこが違うのかを聞き直します。

ようは素直なのですね。
職人の世界もそうですね。

自己流を貫かず見よう見まねで全てを真似する 真似しているといっている意味が理解できるようになるんです。
なんでそれをやらせているのだろう? 想像力が必要になります。
この視点がないと何も上手くはなりません。

また今までの基準の低さに驚れたりします。
今までの生き方だと分かるわけがないと全員がおっしゃいます。

理解できないときは真似をしていないとき。なので徹底的に盗んでもらいます。
上達が遅い人は、ちゃんとやっているアピールをしてきます。  
やっていないことを指摘しても認めたがりません。なので方法を変えません。

だから「できない」の繰り返しの方法を身に付けてしまっている事に気づけないんです。

同じ実験を何度行っても同じ結果しか出ないということに気づかないんですね。
同じ実験を繰り返しているということにも気づきません。同じことはしていないと言い張ります。  

本当に人の話を聞かないし、理解できないのです。

突き詰めて見て見ると日本語ができていないのです。 なので違う実験ができないんですね。  
よくトラブルを起こす人って国語ができていないことが多いです。 感情論ばかりで、自己の正当化に必死なのです。
それが国語ができていないということがわからないのです。

聞き取る能力より最初に感情にスイッチが入ってしまい、自己防衛に全力を尽くします。
挙げ句の果てに他人のせいにするか言い訳をするかの特徴を持っています。

自己責任として認められないので、自分の能力といったものをあげることはできないのです。  

このタイプは本当に褒めて褒めて。。。でも勘違いしたままだし出来るようにはなりますが、自己能力は上がりません。
いつまでたっても誰かに依存して褒めてもらえなければ動かないのです。  

企業がなぜ学歴主義になっているのか?わかりますか?
国語がちゃんと出来ると感情論ではなく国語として捉え言ったことを行ってくれます。
また、おだてる・褒める必要がないということです。  

褒めて喜ぶのは子供だけです。

能力を上げたい人は褒めるより次にすることの指導を求めます。
次のドアを開いて基準を上げてさらに上を進んでいくのです。  

教えることが行動だけで済みやすいということですね。

本来なら大企業になればなるほど働きやすい環境というところですが、これはまた反対の能力の欠如から違う苦悩を背負うこととなりますが本題からは脱線してしまうのでこの辺で・・・  

まとめると、たった一つ

人の話を聞いて、相手が何を言っているのだろう?と自分の中にないものを探す人
人の話を聞いて、自分の経験や記憶にあるものを出してくる人

この違いです。

なんでも新しいことを習うと 「これなんだ!」ってなりますよね。自分の記憶にはないことだからです。
全てが新しい発見になります。

パソコンを始めて触るときにも、電源一つ場所を知りません。
「このボタンね」って言ったら、「はい」と返事しかできませんよね。
「えーそれじゃないよ」なんてどう考えても出てはきません。
正しく理解できる人が上達する。

正しく理解できないから何度やっても同じになるし、同じことを繰り返していることに気づきません。試行錯誤ということしているつもりなのです。

上達の遅い人というのは、記憶・経験に頼ります。
”考える”と言うことが”記憶を探す”になっているのです。
新しいことを始めるとき、上達したいときは、何度も繰り返して聞く。
わからなくてもそのマインドをそのままインプットする。
あなたが行動をしていればそのうち何を言っているのかが理解できるようになります。行動しなければいつまで経っても理解できません。

なので、マインドをインプットするには時間の許す限り近くにいるとか、音声やビデオや本があれば何度も繰り返すことです。
あなたを主張せずにインプットして見てください。
あなたのその主張がほとんど上達を止めている原因ということがわかりますよ。

あなたはどのタイプでしょうか?
どこかで大きな努力をした人はタイプが変わっていますが、ほとんどの人はずっと同じタイプなのではないですか?
努力しているけど変わらないという方は努力の仕方が間違っていませんか?(多分気づけないと思います。気づけていたら直していますからね)

素直であり、自分をしっかりと見られる人が早く上達していきます。
これはどんなことでも同じですね。 同じ志が下に流れていきます。  

私の志と同じものが細胞ひとつ一つに流れ込み体は動いてくれています。
体は同じ動きしかできません。思考だけが違う動きです。
口先だけの薄っぺらいものにいつまで騙されていますか?

あなたの能力をあげるのに最も必要のないものですよ。