前回は、自分と離れるとどうなるかをお話ししました。
自分というガイドがいない場所で自分を見失った状態ではどのように進んでいくのか。

本来の自分が作家であり、作家が書いた本も自分。
その自分が分からないと、「本の中」の世界へ移行してしまう。という内容でした。

今回はその「本の中」の世界からさらに遠く離れてしまった世界のお話です。

前回をまだ読んでいない方はこちら

登場人物

意識
ガイド
Core
Ray
Core&Ray

現代の世界線

ガイド

さて、今回は少しややこしくなりそうですが、、、
頑張ってついて来て下さいね。

現代の人はほとんどが今日の話の世界線にいます。
「現代人」を知る上で役に立つのと同時に見えている世界が崩れてくれるのを望みますね。

意識

見えている世界が崩れるって少し怖いですね。

ガイド

そうじゃないと本来の世界と自分が見えて来ませんよ。
いつまでも自分の力を使わないのは本当に勿体無い。
自分を生きていないのと同じですからね。

自分の力を使えないから何かに依存するんです。
現代は依存ばかりでみなさん大変になっています。

経済ピラミッド、物質ピラミッド、学歴ピラミッド・・・
上げるとキリがありませんね。

これ付加価値なんです。付加価値をつけて「無」から「有」を生むんです。
そしてピラミッドの上下の位置で判断するんです。

高いものを求めて優越感を得る人もいれば、低いものを求めて優越感を得る人もいる。

本来はピラミッドなんてないんです。
こんなピラミッド意識が出来上がったのは「優越感」が欲しいから。
自分と離れた空虚の穴埋めを優越感という形で補おうとした人間が増えただけなんです。

さて、こんな話を図で表してみました。

ガイド

今回追加された世界線は「想念」ですね。

前回の「本の中」の世界線から更に自分から離れて生まれるのが「想念」の世界線です。

「記憶」によって「概念」が作られる。
生活の中では時々で「記憶・概念」の複合が呼び起こされた言動が中心の本の中の世界線から、周りの情報を見聞きすることによって
「私は〇〇と思う」という思い
「したい・したくない」という願望
が中心の想念の世界線です。

想念の世界の特徴は殆どが周りから得た情報、つまりは「外在情報」であると言うところですね。

意識

えーーそれって当たり前のことではないですか?
私もそうですが、外在情報がないとどうしようもないですよね。

情報があるから「どうしたいか」とか「未来」を考えられるのでは?

ガイド

そこ、一番大切なところで分岐点です!

事実ベースから想像へ行くか創造へ行くかなんです。

「本」の世界線にいると事実ベースとして見られるのですが、「本の中」の世界線にいると感情が伴うんです。

ようは現実を物語の登場人物として生きているから感情が伴うと言うことです。

強い感情や意志が伴うとさらに自分から離れて「妄想」の世界線へ行ってしまいます。
図ではこの「妄想」も「想念」の世界線に入れていますが、半数以上の人が妄想域にいるのでここに入れました。

誰もが感情で生きてますからね。
文字にして突きつけられると衝撃かもしれないですが、誰もが自分から離れてると言う現実を受け入れるしかないですね。

誰もがそうだから。
と言う所で何も考えずに真似して生きてきたんですよ。

意識

考えていたつもりが考えてなかった。
単なる真似だった。。。

そう言われても理解も出来ないし実感もないんですよ。

感情が人間を動かすんですよ。
そう教わってきたし、私自身当たり前のように感情で動くんですよ。
というか、動いてしまうんです。

やりたい事はすぐに出来るし、やりたくない事はしたくないんです。
人間は感情で動く動物なんです!

ガイド

そうですね。
本来の自分に近い人ほど衝撃があるのですが、遠いと実感も持てませんよね。

では、もう少し過激にいきましょうか。

意識

過激ですか。。。
それで実感できるかな・・・

ガイド

現代は感情を使って生きていますよね。

その感情を紐解いていきましょうか。

好きなことはすぐに出来る。
嫌な事はやりたく無いから後回しにしたり先に終わらせたりやらなかったり
そんな心理で動くんですよね。

実際は「心理」ではなく「情」です。
感情と心が一緒くたになって自分を勘違いしてしまってるんですよ。
情が強すぎて侵食しちゃって心理・心を正しく使えてないんですよ。

では「情」がなくなるとどうなるか分かりますか。
好きと思っていたことはどうでも良くなり、やりたくないけどやらなければならない事は簡単に着手できちゃうんです。

「やりたくないけどやらなければいけない事」に対して話すと
癖にする・ルーティンにする
などの感情を無くす・動かさないかの「空・無」になるか、
「好き」になるしかないんですよ。
現代スピ系や自己啓発のようですね。

原動力をジャッジによる想念によって作る感情にしているから、感情操作しか方法が見つからないんです。

好き嫌いで動くなんて「想念」の世界線だから出てくる事です。
だからと言って想念で生きてきた人がジャッジを無くすと空虚になってしまうんです。
だから感情を手放せず良い感情のループを作ろうと必死になっているんですよ。

意識

・・・・

ガイド

いいですか。

「想念」と言うのは「概念」(無意識の自分)と「記憶」(外在情報)を元に現実と思っているものに対して審判している状態です。

全ての元を辿ると「外在情報」になるんですよ。
分からなければ前回を読み返して下さいね。

しかも「想念」が育つと「妄想」になる。

これが最も恐ろしい。
「思い込み」と言うやつで「事実ベース」をも妄想の辻褄合わせで崩してしまう「記憶・概念の書き換えが成立してしまうんです。

もう現実とは言えない世界線です。
都合の良いように解釈して生きてしまってるんですよ。

これは脳しか使ってないんです。
想念の世界線から妄想の世界線は五感の離れ具合なんです。

なので進行すると、会話が成立しないし何を言っても理解されません。
想念・妄想が中心なので致し方ないんです。

ただし、想念・妄想が似ていると理解されるんです。
「類は友を呼ぶ」
だから気付きにくい。

「理解」とは「同じ・似ている」ことが条件であって、正しい・間違ってるとは別問題ですからね。

なので、「作家」の世界「真理」を伝えたとしても相手の世界線によって「理解」出来なければ偽物になるんです。

もう一度図を出しますね。

ガイド

想念が増えてくると記憶・概念を想念によって書き換えていくんです。
書き換えるほど「事実ベース」は想念が占めていきます。

想念はジャッジ・想像・妄想です。

記憶と概念ベースの自分が想念ベースの自分に変わっていきます。
想念によって表に出るか裏に出るかが変わります。

ようは概念・記憶に対して想念が素直なのか天邪鬼なのかの違いですね。

想念が妄想に偏るほど「本の中」の世界線は無意識層に追いやられます。
妄想にとって事実ベースに近いものは目を向けたくないからですね。

意識層は想念の世界線に重きを置くようになります。

意識

んーー
何だか分かるような分からないような。。。。

それでもみんなちゃんと生きてるし良いのでは?
なんて思ってしまうんですよね。

それの何がいけないのか?

ガイド

今までと同じでも良いんですよ。
ただ、今までと同じで良いのならこれ以上読まなくても大丈夫です。
想念の世界線のままでいることも自由ですから。

ただ覚えておいて欲しいのは、
その生き方は「自分で作っているものに自分でジャッジして悩んでいる」
と言うことなんです。

真理・道理で言えば、あなたが想念の世界線を受け入れた瞬間、悩みは全て解決するんですよ。
「自分が作ってるから仕方ないよね」
で済むんです。
自分に近くなった分、愛おしく感じられるんですよ。
悩むのも愛おしく感じられて悩みが悩みじゃなくなり終わっちゃうんですよ。
その時点で「想念」の住人から「本の中」の住人に変わるんです。

今のように悩みに尽きないと言うのは
想念の世界線を受け入れていない・跳ね除けてる
と言うのが事実なんです。

根底の自分の拒否

分かりますか?
受け入れていないから次々に求める。
「ないものねだり」と言う「求める」とはそういうことなんですよ。

自分の書いたものに対して正しい言動ではなく、反対の言動をしているんです。

ガイド

何を自分と思っていて
何を人生と思っていて
何を現実を思っているか

それだけで、人格・性格・思い・言動なんて変わるんですよ。
世界線によって何もかも変わってしまうんです。

こちらから見ると、人格・性格・思い・言動と言う特徴は
世界線によって分類されてる
と言うのが正解ですね。

同じ言葉を使っていても意味・解釈が変わるんです。
常識にしても変わるんです。

本の中の世界は人間の集合意識が作り出したもので、想念の世界はそれぞれの個々で作っているからですね。

なので、真似というのは世界線が変わらないんです。
根っこを理解出来ず、上部だけの真似事なので自分の中でねじれが生じます。
このねじれが「妄想」の元でもあります。

意識

そもそもが「自分」の否定
と言うところから始まってるってことですよね。

そして世界線が違うだけで、現実にあるものの意味が変わってしまう。。。。

自分で人生を書いているなんて意識もないですからね。
あの「幸せになる」と言う感覚を体験しないと全く気づかないんですよね。

ガイド

あの「幸せになる」はあなたの内在のエネルギーを使ったから出来たことです。
今までにその使い方を意図的にしたことがなかった。ただそれだけなんです。

ですが、人生を書いていると言う事実では誰もが常に無意識で行っていることです。

無意識が意識に変わるかどうかなんですね。
意識に変わるとそこは人生となり生活となるんです。

意識のある所が生活で人生ですよ。

書くという作家が人生になるのか、目の前の出来事をこなすことが人生になるのか、目の前の出来事にジャッジして感情で動くのが人生になるのか。
の違いですね。

意識

それぞれの世界線の視点があって生き方がある。
そこを習得しないといけないってことですよね。

しかも今の状態では、どこも習得していない。
習得していないから右往左往している。

私としてはやはり書く「作家」を習得したいですね。
もちろん教えてくれるんですよね?

ガイド

はい、次回からお伝えしたいと思います。


今後お伝えするCore&Rayの世界は「自然」です。
何も捻じ曲げていない本来の姿
物質とエネルギーの道理・真理の中での生き方です。

この世界では今までの世界の知識は必要ありません。

今まで説明してきたのは、今いる世界を理解して欲しかったからです。
そして、自分が今後どこにいるのかを把握するためにも役に立ちます。

どこにいて、どこに向かうのか。

これはベクトルです。
方向性を自分で把握出来ないと進んでいる方向が合っているのか間違っているのかが分かりません。

現在地とベクトルは大切なものです。

ここで見誤ると習得が遅くなりますよ。
現実という自分を見誤るのは何も受け入れることが出来ず、現在地もベクトルも見失った状態なんです。

しっかりと復習しておいて下さいね。
Core&Rayの世界線を知ってからどうするのか判断しても遅くはないですからね。

意識

分かりました。
ありがとうございます。

次回もよろしくお願いします。

あとがき

現代の状況をもっと書きたい思いがいっぱいあるのですが、良いように書ける気がしないんです💦
最悪だーーーと思うようなことばかりで、私の自己嫌悪が出てくるばかり。。。w

なので、コメントで質問があればその都度記事にして書いていこうと思います。

次回からはCore&Rayの世界線
15年以上前からこあが独自・独学というとおこがましいですが、自分の内在からの指導で習得しているものです。

「作家」としての体とエネルギーの使い方の世界です。

「人生は自分の思い通りになっている」

自分の思い。
この勘違いに気づく人が増えたらいいな。

それではまた。    こあでした。